ちょっと洋画を観たのでその感想です^^
観たのは『鑑定士と顔のない依頼人』ですよ。
巧妙な罠にはまってゆくのは鑑定士である主人公のヴァージルですが「えっ、首謀者は○○○だったの!」と観ている私自身も驚かされる作品で楽しめましたよ~
ここまでやるかという程の大仕掛けの罠をかけられるヴァージルを演じているのはジェフリー・ラッシュ氏。
ん~どこかで見た覚えがあるゾ~、そうそうパイレーツ・オブ・カリビアンのバルボッサを演じていた俳優さんです。
(※以下、ネタバレありますよ)
ヴァージルは万人受けしない性格の持ち主のようですが、ここまで嫌われて恨まれるかな~という程酷い痛手を被ります。
恋愛に疎いヴァージルが退職間際に依頼人である若い美女との距離感を次第に縮め恋仲になってゆきます。
絵画の女性を観ることしかできなかったヴァージルはついに念願の生身の伴侶を射止めることになります。
途中、ちょっとストーリーがトントン拍子に上手く進み過ぎてる感がありましたが、ここまで大掛かりな仕掛けだとは思いませんでしたよ。
ドナルド・サザーランド扮する画家になりたかったビリーを中心に美女クレア、恋愛相談に乗ってくれていると思っていたロバートや彼のガールフレンド、そしてクレアの屋敷の管理人など皆ヴァージルを罠に陥れるグルでした。
けれど、クレアはもしかしてはからずもヴァージルを本当に好きになってしまったのではと思わずにいられないシーンがいくつかありましたよ。ヴァージルが暴漢に襲われて怪我を負った時の心配そうな様子や「どんなことがあっても愛している」とハグした時のクレアの表情などからです。心の底からクレアが本当にそう思っているかのように感じられましたよ。
女性をモチーフにした数々の希少価値の高い絵画作品を根こそぎ奪われてしまったことは確かに衝撃的ですが、ヴァージルにとって最もショッキングなのは最愛のクレアが傍に居ないことかもしれませんね。。。悲
ミステリー、サスペンス要素に人間の悲哀がプラスされた楽しめる作品でしたよ。
私的にヒット★★★★★
U-NEXTなどで観ることができます(配信期間が過ぎている場合もあります)。